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2009年6月24日 (水)

坂本勉著 『トルコ民族の世界史』(慶應義塾大学出版会)

Torukominzokunosekaishi 坂本 勉著 『トルコ民族の世界史』(慶應義塾大学出版会,2300円)

著者が以前出版し,いまは絶版になっている『トルコ民族主義』(講談社現代新書)を増補改訂したもの。教科書としての利用も考え読みやすく書かれている。

序章 イスタンブルに民族問題を見る

第1章 トルコ民族とは何か

第2章 ペルシア・イスラーム世界への道

第3章 東方キリスト教世界のトルコ化

第4章 未完のトルキスタン国家

第5章 アゼルバイジャン 二つの顔

第6章 変転するトルコ人の民族意識

終章 灰色の狼はよみがえるか

本書は,トルコ系遊牧民の民族移動の歴史を追いながら,それを現代の民族問題(アゼルバイジャンのナゴルノ・カラバフ紛争やトルコのクルド人問題など)につなげて,ユーラシアに展開するグローバル・ヒストリーをできるだけ有機的に比較史,関係史の視点を入れながら横断的な叙述している。また,コラムを挿入して読者の興味を引こうとしている。

文献案内もあり,トルコ民族史に関心のある読者が読む入門書として適している。

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