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2010年3月12日 (金)

米軍中央軍司令官のキルギス訪問

米軍中央軍司令官David Petraeus将軍がキルギスを訪問し,キルギスのバキエフ大統領と会談した。会談では米国が反テロ訓練センター設立を支援することを約束した。米軍はキルギス南部に米軍基地開設を求めていないことを明らかにしている。米軍がなぜキルギス南部のテロ問題を意識するのだろうか。

キルギス南部のバトケンにおいて,いまは忘れられつつあるが,1999年にJICAの鉱物資源専門家がイスラム過激派に誘拐された。キルギス南部の山岳地帯は,ウズベキスタン,タジキスタンの国境に近く,イスラム過激派や麻薬の密輸関係者が往来している。

米国は対アフガニスタン作戦でタリバンの活動を押させるため,キルギス南部でのイスラム過激派の活動を封じる必要があると考えている。そのため,対テロ訓練センターの開設に協力する。同時に,援助として,婦人の職業訓練センターも開設して,民間に対しても支援をするようだ。

2009年6月にはキルギスのマナス空港を米軍使用の期限がくるが,米国はマナス空港の使用延長を希望している。バキエフ大統領は使用料で折り合わず,延長しないと,ロシア大統領との会談のときに明らかにした。

キルギスにとって,米軍から入る使用料は莫大で,この利権を失いたくないのが本音であろう。最終的には,キルギスは米軍のマナス空港の使用延長を認めるだろう。キルギス政府は使用料が入らなくなった場合,これにかわる援助がロシアや中国からは直ぐには入ってこないことを,現実的に理解している。キルギスと米国の駆け引きが続いている。キルギスに関して,この米軍の使用料問題が注目されているが,米軍駐留によって,米軍に役務を提供する民間業者の利権が一部の政府関係者に独占されている。甘い汁を吸う政治家は世界どこでも同じようにいることは確かだ。

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