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2010年5月26日 (水)

トルコ人のロシア入国査証免除

トルコ・ロシア首脳会談の結果、トルコ人とロシア人はビザなしに往来できるようになる。何時、実施されるかはまだ分からない。しかし、露土戦争以来、オスマン帝国そしてトルコは、歴史的にロシア帝国、ソ連に対して反露や反ソ感情を持っていた。日本では、日露戦争に日本が勝利したのを、オスマン帝国のスルタンやトルコ人が狂喜し、息子に「トーゴー」の名前をつけたという逸話が日本・トルコ友好の話としてよく語られている。日本人はこういう逸話が好きであるが、トルコ人はもうすっかり忘れている。

いまのトルコでは、反米感情はあっても、ロシア人に対する反露感情や嫌露感情はほとんどない。トルコのビジネスマン、とくに建設業などはロシアに進出してホテルなど多くのビルを建設している。トルコ人労働者もロシアで働いている。他方、ロシアの金持ちは地中海のリゾートで遊び、トルコに金を落としている。トルコとロシアは距離的にも近く、人々の交流も盛んになっている。ビザがいらなくなれば、トルコとロシアの交流はもっと盛んになるであろう。人の交流は相互理解に役立っている。

最近、日本では中国人観光客を目当てにビザ発給を緩和することになった。これは日本で景気が悪いので、中国人観光客の懐をあてにしているからであろう。日本のビジネスも中国に積極的に進出している。日本では中国と交流と比べると、ロシアとの関係は領土問題などがありひけている。ロシアも日本もビザ発給を難しいままに置いている。好き嫌いではなく、人の交流がなければ、日露関係は永遠に好転しない。

日本は、ロシアと良好な関係を着実に構築しつつあるトルコと組んで、モスクワを含むロシアとのビジネスを発展する選択肢もあると思う。日本の企業には優秀な人が多くいると思うが、残念ながら戦略的な思考や挑戦する意欲が萎えているようだ。それに比べると、韓国は韓国独自でロシアに進出するのみならず、トルコと組んでロシアとビジネスをしている。日本ももっとマルチ(多国間)で関係を構築することを考えてもいいと思う。いまのトルコは日本が組んで仕事をするのに実力あるパートナーとなることができる。

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